非定型うつ病とディスチミア型うつ病
近年、昔から知られているうつ病の特徴に当てはなまらないうつ病が増えてきている。一般には新型うつ病などと呼ばれている。新型うつは医学的な病名ではなく、種類もいくつかあるがちゃんと医学的な病名がついているものもある。
例えば、「非定型うつ病」である。
抑うつ、興味や喜びの喪失などといった典型的な症状に加え、食べ過ぎや眠すぎなどの症状が現れることがある。自分の好きなことを行うときなど、何かきっかけがあると、一時的に気分が良くなることがあるのが特徴である。その為、周囲から単なるワガママではないかと誤解されてしまうことも少なくない。
次に、「ディスチミア型うつ病」も最近注目されている。ディスチミア型のうつ病では、典型的なうつ病の患者さんに見られる抑制症状や罪の意識が乏しく、ストレスを回避しようという行動が目立つ。時に自分の抑うつを他人のせいにしてしまうこともある。
改善のためには、生活リズムを整える
典型的なうつ病の場合、治療や予防ではまず、休養をすすめるのが一般的である。しかし、非定型うつ病やディスチミア型うつ病は何もせずに休んでいることが、必ずしも良いとは限らない。まず起床時刻を決め、食事も規則正しくとるなど、生活のリズムを整える。なるべく外に出て人に会うことも勧められる。また、鬱病の薬が効きにくく、発症にはストレスや性格的な要因が関係していることから、認知行動療法などの精神療法が重要になってくる。