メタボリックシンドロームを食い止める



メタボ=肥満はマチガイ


内臓脂肪型肥満は、血圧や血糖値を上げ、血中脂質のバランスを乱す。これらが複数重なって起きている病態を「メタボリックシンドローム」という。

特定健康診査といういわゆるメタボ検診などのメタボリックシンドローム対策は社会に広く浸透するようになったが、その危険性については、あまり深刻に受け止められていないのが現状である。

メエタボリックシンドロームの診断基準をみると、いずれも治療が必要なほど高い値ではなく、自覚症状もほとんどない。そのため、検診で指摘されても殆どの人が放置してしまう。

しかし、この軽い以上は、重なると動脈硬化を急速に進める。そして、ある日突然、命に関わる重篤な病気を引き起こしてしまう。

出典:http://www.osaka-shahokyo.or.jp/illness/8.pdf


メタボリックシンドロームは心疾患や脳血管疾患につながる


厚生労働省の「人口動態調査」によると、日本人の死因において、心筋梗塞や狭心症などの心疾患は2位、脳卒中などの脳血管疾患は第4位である。いずれも動脈硬化が原因となって起きることが多く、メタボリックシンドロームはこれらの病気の発症リスクを間違いなく上げる。肥満、高血圧、高血糖、脂質異常という危険因子の数が多ければ多いほど、リスクは高くなる。



また、メタボリックシンドロームは様々な生活習慣病の要因となる。
高血圧、糖尿病、脂質異常症はもちろんのこと、腎臓で動脈硬化が発症すると、慢性腎臓病(CKD)につながる。そこから腎不全へと移行し透析をせざるを得なくなる。そのほか、尿酸値が上がる高尿酸血症や認知症、大腸がんなどにも影響を及ぼすことがわかっている。




動脈硬化の危険因子(肥満、高血圧、高血糖、脂質異常)の数と、心疾患、脳血管疾患の死亡率を比較すると、危険因子3~4個の人は0個の人に比べて、心疾患のリスクは8倍、脳血管疾患のリスクは5倍にまで上がることがわっかた。

メタボの要因は食べ過ぎと運動不足


このように内臓脂肪型肥満の行き着く先には、あらゆる病気が待ち構えている。メタボリックシンドロームやその先にある命に関わる病気を遠ざけ、健康に長生きするには、肥満の予防・改善が必要不可欠である。

肥満の最大の要因は、食べ過ぎと運動不足である。自分の生活を振り返り、肥満の元となりそうな要因を、改善することが健康の近道なのである。