死因第一位はがん
厚生労働省の統計によると、2015年の死因の第一位はがん。二位は心疾患。三位は肺炎。四位は脳血管疾患であった。
1950年頃からの年次数位を見ると、がんは一貫して増加しており、全死亡者の3人に一人はガンでなくなっている。肺炎も1980年頃から増加しており、2011年には脳血管疾患を逆転し3位となっている。
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| 出典:平成27年人口動態統計月報年計(概数)の概況 |
なぜ、脳血管疾患は減少したか
脳血管疾患のうち、脳出血による死亡者数の減少が大きく寄与しているとされており、1965年頃をピークに減少している。これは、高血圧対策や医療技術の進歩によるところが大きい。
しかし、減ってはいるものの、脳血管疾患のうち脳梗塞の患者数は増えている。しかも、脳梗塞は介護の原因疾患として上位になっている。死にはしないが、その後の人生を大きく狂わせる疾患となりつつある。
脳梗塞は生活習慣病の最終形態であり、いつまでも元気に過ごすためには生活習慣の改善をおこない、発症そのものを防ぐことが重要なのである。
| 要介護度別にみた介護が必要となった主な原因(上位3位) 出典:平成 25 年 国民生活基礎調査の概況 |
あなたは何歳まで生きる
日本では生活環境の改善や医療の進歩により感染症が激減したことにより、平均寿命が伸び続け、現在、世界一の水準を示している。そして、将来推計では、2060年には女性で約90歳、男性で約85歳に到達するとされている。
| 平均寿命の推移と将来推計 出典:内閣府 |
健康寿命を伸ばさないと意味がない
健康寿命とは、介護などを必要とせず、日常生活を制限なく送ることのできる期間である。日本は医療技術の向上により、寝たきりの状態でも長く生きることができる。介護状態が長く続くのは本人もその家族にも負担が多くなる。そのため、平均寿命を延ばすだけでなく、いかに健康寿命を延ばすかに国は力を入れている。
厚生労働省の調査では、平均寿命と健康寿命の間には男性で約9歳、女性で約12歳の差がある。
今後、日本の超高齢化社会がますます進んでいくと予測され、健康長寿社会の実現が日本の課題となっている。
