リテラシー(literacy)とは
原義では「読解記述力」を指し、転じて現代では「(何らかのカタチで表現されたものを)適切に理解・解釈・分析し、改めて記述・表現する」という意味に使われるようになり、日本語の「識字率」と同じ意味で用いられている。
http://ejje.weblio.jp/content/literacy
つまり「○○を活用する能力」のことをいいます。
高齢化社会に生きるあなたにとって必要なリテラシーが「健康リテラシー」である。
健康医療情報の氾濫
2016年秋、DeNAの傘下にある健康・医療系キュレーション(まとめ)サイト「WELQ」が不特定多数のライターによって書かれた記事内容の信憑性に問題があったことにより、サイトの無期限休止に追い込まれた。
あなたはテレビや本、インターネットで健康・医療に関する情報を数多く入手することが可能である。気になる病気の症状や治療方法、薬剤情報等も簡単に調べることができる。
しかし、一方で、それらすべての情報が正しいとは限らないのである。「ガンに効く」「必ず痩せる」という誇大な内容の情報も少なくない。
「Health Literacy」健康リテラシーは1998年にWHOで定義付けされて以降、重要性が世界中で大きく叫ばれている。
「健康リテラシー」は「健康情報を獲得し、理解し、評価し、活用するための知識、意欲、能力であり、それによって,日常生活におけるヘルスケア、疾病予防、ヘルスプロモーションについて判断したり意思決定をしたりして、生涯を通じて生活の質を維持・向上させることができる能力」である。
健康リテラシーの高め方
情報の科学的根拠を見極める
信頼できる健康・医療情報とは、どういうものなのか。それを見極めるヒントの一つが「情報の科学的根拠」に着目することである。
情報の信頼性の判断材料として着目する点は以下の4つである。
①いつの情報か
古い情報の場合は、後の研究で結果が変わっている可能性がある。
②誰の研究か
医療機関、大学、研究所、企業など、研究実施者が誰か。また、公的な医療機関か、公益のための研究かどうかも目安となる。企業などは広告のために無理やり結果を導き出すこともあるので注意。
③何人(なんにん)を対象とした研究か
研究対象者の人数が多いほどその研究結果の信頼性は高くなる。少人数だと偶然の結果を排除できない。
④どんな研究か
研究対象者の年齢や性別、どんな実験を行ったのか、内容に偏りがないかに着目する。
健康・医療情報の不確実性
昔の常識が、今の非常識になっているものは医療の世界では多くある。
例えば、傷の治療方法。昔は乾かして治すのが常識でしたが、今では傷の湿潤状態を維持して治すのがスタンダードである。今の時代、傷口を乾かす医者はヤブ認定を受けるであろう。
また、昔は予防接種の後は入浴禁止だった、今では入用は問題ないことは常識である。
このように健康・医療情報は常に変わりゆく不確実なものだということを認識しておくことが、健康リテラシーを高める早道なのである。