緑茶やコーヒーでがん予防



緑茶やコーヒーが一部のがんリスクを下げる、ときくと、え?あやしいなぁ、ホントかなぁと疑ってしまいたくなる。身近なものだけになおさらである。

研究段階のものも多いが、いくつかは結果として公表されている研究もあるので紹介したい。

緑茶は、女性において1日摂取量が1杯未満の人に比べると、1日5杯以上飲む人のほうが、胃癌のリスクが低くなる。傾向があった。

日本の6つのコホート研究のプール解析
Gut. 2009 Oct;58(10):1323-32. 
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19505880


特に、胃の下部にできるがんにおいて予防効果が認められている。

一方コーヒーについては、よく飲んでいる人で肝がんや子宮体がんの発生率が低いという報告が数多くある。要因については不明であるが、コーヒーの持つ炎症を和らげる効果や、コーヒーに含まれるクロロゲン酸やカフェインなどの成分によるインスリン抵抗性の改善効果などが、がん予防にかかわっていると考えられている。


がん以外にも死亡リスクを下げる緑茶とコーヒー


緑茶にはカテキンが含まれており、血圧や血中資質、血糖値の改善効果があるといわれている。コーヒーに多いクロロゲン酸には、血糖値改善効果や血圧の調整効果、さらに抗炎症作用があるとされ、どちらも血管保護作用が期待できる。

さらに、緑茶とコーヒーの両方に多く含まれるカフェインは、血管内皮に作用し血管を健康に保つ。
これらの血管に対する総合的な健康効果から血管系の病気の予防や死亡リスクの低下につながっていると考えられている。