長生きのカギは和食



和食は2013年にユネスコ無形文化遺産に登録され「ヘルシーフード」としてその健康効果が脚光を浴びている。

現代日本の食生活は欧米化が進み生活習慣病が増加しているのが現状である。長く健康であり続けるためには、今一度、日本の伝統的な和食がどのようなものか学びなおす機会なのかもしれない。

和食は塩分に注意


健康的な和食であるが、注意したいのが塩分である。和食の味付けのベースには塩分が使われる傾向にある。そのため、高血圧のリスクが高まる。
塩分を控えた調理のポイントを実践しよう。

・肉より魚をメインに
肉には飽和脂肪酸が、魚にはn-3系多価不飽和脂肪酸が豊富に含まれている。実は、飽和脂肪酸を摂りすぎると、血液中のLDLコレステロールを増やし、動脈硬化を促進するのである。
一方でn-3多価不飽和脂肪には血中脂質を減らしたり、血圧を下げ、動脈硬化を防ぐ働きが期待されている。特に、さんまやいわし、ぶりといった青背の魚には「EPA」「DHA」などのn-3多価不飽和脂肪を多く含まれている。

島国である日本は、昔から漁業が盛んで、魚を多く食べられていたが、それが心筋梗塞などの心疾患の予防につながっていたのではないかと考えられている。

・食物繊維を積極摂取
和食では、野菜やきのこ、海藻類など食物繊維の豊富な食材が料理によく使われる。食物繊維は、小腸でコレステロールの吸収を抑えたり、血糖値の上がり方を穏やかにしたり、腸を刺激して便秘解消に役立つなど、様々な健康効果が期待できる。

・大豆製品を摂ろう
豆腐や納豆、おからなどの大豆製品は和食によく使う食材である。大豆には食物繊維が豊富に含まれるうえに、イソフラボンという成分が女性ホルモンのエストロゲンと同様の働きをし、更年期の女性のエストロゲン減少に伴う症状を軽減したり、血管を保護して動脈硬化を防ぐ効果が期待できる。