ストレスの原因は、主に職場や家庭で起こる出来事やトラブルで、米国精神医学会の分類では、急性と持続性にわけられる。
急性のストレスは突発的に起こるもので、失恋や転校、親しい人の死などが上げられる。
持続性のストレスとは夫婦間の不和や仕事の不満、重大な病気など多岐にわたる。それぞれ比較的軽いものから重いものまで程度は様々である。
また、意外なところでは結婚や昇進といった、一般的に良いとされる出来事も環境の変化が心身にストレスとなることがある。
厚生労働省の「労働者健康状況調査2012」におけるストレスの原因では、「職場の人間関係」と上げた人が最も多く、ついで「仕事の質」、「仕事の量」があげられた。
一方、心療内科の患者では仕事の問題と同等に家庭の問題によるストレスを抱えている。
| 平成 24 年「労働安全衛生特別調査(労働者健康状況調査)」の概況 仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスの有無及び内容別労働者割合 |
自分の心の悲鳴に早く気づいてあげよう
多かれ少なかれ誰しもがストレスを抱えているが、ストレスをためやすいかどうかには個人差がある。一般的に、頑張りすぎてしまう完璧主義者や真面目過ぎる人、自虐的な人はストレスをためやすい人である。
ストレスと上手に付き合っていくコツは、自分の「ストレスに気づく」ことである。ストレスが溜まってきていることにいち早く気づけば、ストレスを解消するための適切な対応を取ることができるのである。
ストレスがたまったときの解消法として、飲酒や買い物、ゲームなど気晴らし程度に楽しむのが良い。ただし、趣味に没頭してしまいそれなしではいられない状態になると依存症を前行くので注意が必要である。
残業が多いと心筋梗塞の発症率が上がる
ストレスの原因の仕事の量が多すぎるというものがある。
厚生労働省が提唱する「健康日本21」では、1週間あたりの平均労働時間が60時間以上の雇用者の割合を減少させることを目標に設定している。過重労働などを原因とする脳や心臓の疾患、心の病気が増えているためである。週の労働時間が60時間以上の長時間労働者は、40時間以下の人よりも急性心筋梗塞の発症率が高いことや、糖尿病のリスクが高まることが指摘されている。長時間労働による心身への過度なストレスが原因になっていると考えられる。