「有酸素運動」「筋力トレーニング」「柔軟運動」の三大運動の中で、最も普段の生活に取り入れやすいのが有酸素運動である。有酸素運動を行うと、脂肪がエネルギーとして燃焼されるため、肥満の予防や改善に効果的である。
有酸素運動の基本は、「歩くこと」「走ること」である。なかでもウォーキングは、最も手軽にできる有酸素運動だが、普段通りにただ歩くだけでは、十分な効果を得ることはできない。「運動の強度(メッツ)」を意識することが大切である。
メッツとは、活動・運動を行ったときに安静状態の何倍のエネルギーを消費しているかを表す単位である。ウォーキングの場合は、歩く速さと時間によって、メッツが変わる。
ジョギングは、メッツの高い有酸素運動である。メッツが高くなるほど脂肪を燃焼させる効果は高くなり、足腰への負担も大きくなるので、筋肉を鍛えられる。しかしその分、怪我をしやすくなったり、普段運動習慣のない人はウォーキングと比べて実践のハードルが高くなる。
ジョギングとウォーキングをつなぐものとして様々な運動が考案されている。代表的なものは、インターバル速歩やスロージョギング、インターバルジョギングなどである。怪我をしやすいというジョギングのデメリットを克服しつつ、ジョギングと同レベルのエネルギー消費が期待できる。ウォーキングからいきなりジョギングを始めるのはハードルが高い。このような運動を行っているうちに体力や心肺機能が高まり、より運動強度の高いジョギングにも挑戦しやすくなる。
| 運動基準・運動指針の改定に関する検討会(厚生労働省) |