身体活動量を増やす方法として厚生労働省が提唱しているのが、「+10(プラス・テン)」。
1000歩は、約10分間の歩行に相当する。そこで、厚生労働省の「健康づくりのための身体活動基準2013・アクティブガイド」では、今より10分間多く体を動かし、身体活動量の不足を解消することを勧めている。
国立健康・栄養研究所が多くの研究から導き出した分析では、+10によって「死亡のリスクを2.8%」「生活習慣病の発症を3.6%」「がん発症を3.2%」「ロコモ・認知症を8.8%」低下させることが可能であることが示唆されている。
運動施策の推進(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/index.html
あなたにとって10分は長い?短い?
10分間という厚生労働省の目標設定には理由がある。国立健康・栄養研究所が行った調査では、61%のひとが「1日1000歩10分間なら歩くことができる」と答えている。これが30分間になるとできると答える人が激減する。
+10は社会全体で取り組む目標として設定されているため、得られる効果と、どのくらい現実に実践できるかの実現可能性(フィージビリティ)のバランスが考慮されている。
+10がだめなら+5。余裕なら+15
「国民健康・栄養調査」では、約40%のひとが「今より10分間多く体を動かすのは難しい」と答えている。そのような場合は、+5でもよいのである。逆に+10の目標を簡単に達成してしまうのであれば+15を目指すのもよい。
今より少しでも多く体を動かすことが+10なのである。
+10実践例
【職場編】- 通勤の時は一駅手前で降りる
- 階段を使う
- トイレは別の階
- 昼食は職場から遠い店を利用する
- 立ったり座ったりする
【家庭編】
- 買い物は自転車や徒歩で
- 床掃除や風呂掃除をする
- テレビを見ながらストレッチ
- こどもと公園で遊ぶ
- 庭仕事をする
- 洗車をする