細菌やウイルスなどに感染することによって引き起こされる病気を「感染症」という。
代表的なものが、冬になると大流行するインフルエンザやノロウイルス感染症である。
また、肺炎球菌による肺炎は、高齢者ではインフルエンザに続く二次感染として発症することがある。高齢者の肺炎は命にかかわることが多く、注意が必要である。
その他、近年免疫を持たない成人男性の間で、風疹が発生するケースが確認され、中には、職場などで集団感染し、男性の風疹が妊娠中の女性に感染し、お腹の赤ちゃんが先天性性風疹症候群になてしまうことがある。
結核も過去の病気ではなく、国内では、年間二万人前後が新たな患者として報告されている。
インフルエンザ予防
主な感染ルートは、インフルエンザウイルスに感染した人の咳やくしゃみ等によって飛び散った、ウイルスが含まれている飛沫を吸い込む飛沫感染である。ウイルスが付着したものに触った手で鼻や口に触れても感染する。インフルエンザを予防するにはできるだけウイルスを吸い込まないようにすること、手指に付着したウイルスを除去することがポイントである。
ノロウイルス予防
ノロウイルスは特に11月頃から年末にかけて大きく流行し、その後春先にかけてダラダラ流行が続く。主な感染ルートはウイルスに汚染された飲食物からの感染と、人から人への感染である。人から人への感染は、感染者の吐瀉物や糞便に触れた手を解する経口感染、嘔吐時に発生した飛沫などを吸い込む飛沫感染、適切に処理されなかった吐瀉物から、空気中にホコリ等とともに舞い散ったウイルスを吸い込む塵埃感染などによる。
感染を防ぐには、調理前の十分な手洗いの他、食事前やトイレ後の手洗い、感染者の吐瀉物や糞便を処理する際の清潔な操作と消毒が欠かせない。
アルコールや洗剤では殺菌不可。
まとめ
【インフルエンザ】
- 帰宅後はできるだけ早くうがいと手洗いをする。
- 人混みをできるだけ避けるか、マスクをする
- 室内を適度に加湿し、換気に注意する
- バランスのよい食事や適度な運動、睡眠で体調を良くしておく
- 持病がある人は治療して病気を良い状態にしておく
- インフルエンザワクチンを接種する
【ノロウイルス】
- 生物を調理した包丁やまな板は必ず流水で丁寧に洗い流し、乾燥させる
- 帰宅後、調理や食事の前、トイレ後、感染者と接触した後は必ず手洗いを丁寧にする
- 手洗いは石鹸を使い、流水で20~30秒ほどかけて丁寧に洗い流す。石鹸で手が荒れるときは、石鹸を使っているつもりで丁寧に洗うだけでも効果あり。