かかりつけ医とかかりつけ薬剤師


日々の生活において、ちょっと風をひいいたときや体調に不安があるとき、すぐに診察してもらえる医師がいると心強いものである。必要なときに受診したり、健康状態を相談できる医師を「かかりつけ医」という。

かかりつけ医のメリット


かかりつけ医を決めておくと様々なメリットがある。まず、大きな病院や大学病院などと違って待ち時間が比較的短く、受診の手続きが簡単。また、診察の結果、検査や入院が必要なら適切な医療機関や診療科を紹介してもらえる。普段から診察してもらっているので、自分を含め家族の病歴や症状、健康状態を把握しており、もしものときにも素早く的確な診断が可能である。さらに食生活や健康管理について気軽に相談しやすく、このような会話から病気の予防や早期発見につながることもある。

かかりつけ医選びは通いやすく、信頼できる医療機関を探すのがポイントである。気軽に相談でき、病気や治療法、薬の説明が分かりやすく、必要に応じて専門医を紹介するなどの条件を満たしていれば安心である。
また、かかりつけ医との信頼関係を気づくには、患者側も協力することが大切である。

「医師にかかる10か条」


  1. 伝えたいことはメモして準備
  2. 対話の始まりはあいさつから
  3. よりよい関係づくりはあなたにも責任が
  4. 自覚症状と病歴はあなたの伝える大切な情報
  5. これからの見通しを聞きましょう
  6. その後の変化も伝える努力を
  7. 大事なことはメモをとって確認
  8. 納得できないときは何度でも質問を
  9. 医療にも不確実なことや限界がある
  10. 治療方法を決めるのはあなたです

出典:NPO法人 ささえあい医療人権センターCOML(コムル)「新・医者にかかる10箇条」より


2015年医療保険制度改革法


2015年5月に成立した医療保険制度改革法によって、大病院や大学病院では紹介状無しで受診する患者に対し、特別料金を徴収することになった。初診で5000円以上の金額を病院側が設定し、患者は診察料とは別に支払う必要がある。この制度が施行された背景には、初診から大病院を受診する患者が非常に多く、外来患者が多すぎて専門的な治療が必要な人に十分な医療を提供できないといった問題があった。
患者側の正しい姿勢としてはまずはかかりつけ医の診察を受け、詳しい検査や治療が必要な場合には専門病院への橋渡しをしてもらうというように、適切に病院を使い分けることが大切である。


かかりつけ薬剤師を活用しよう


医療機関を受診して医師から薬を処方されると、ほとんどの場合はその処方箋を持って薬局へ行き、薬を受け取る。このとき、パチンコの景品交換所宜しく隣接する薬局を利用することが多いものだが、できるだけ「かかりつけ薬局、薬剤師」を一つに決めることが勧められる。処方箋を一つの薬局に集めると、薬の管理がしやすくなるからである。それによって複数の薬を服用している場合は飲み合わせや薬の重複、服用回数、容量などをチェックしてもらえる。問題が見つかったときは、すぐに医師に確認して対応ができるので、薬の副作用などのトラブルを未然に防ぐ事ができる。

かかりつけ薬局を1か所に決められないときはお薬手帳を活用するのがよい。手帳によって複数の医療機関や薬局が情報を共有できるので便利である。